適正在庫の考え方・求め方
タイトルは書籍の名前だ.ずいぶん以前に買った物で家にあるという事も忘れていた.薄い本なのに結構高価だった.それほどの値打ちもなかったように思う.
俺は在庫が嫌いなのだが,昔の上司は好きだった.営業の人も好きだ.ただ,今期の在庫は大過ぎたようで会社もだいぶこたえたらしい.
在庫がいくらかで,会社の人数で割っても,ボーナスで数パーセントにはなる.給与は決まった額だが,賞与は期で決まる.
で,どこからかタイトルの本を先頭に,その出版社の3冊.最近出た在庫のナントカだな.そういう案内を印刷して現在の工場長が持っていた.俺は読んだことがあるし古い本なので捨てたかとも思ったのだが,あった.そんなに古くなかった.きれいだった.
で,工場長に見せたところ.隣にいた課長と声を合わせて驚かれた.おかしい.俺は読書家で勉強家.工場の中ではだよ.世間的には知らない.医者でもビジネス本だと驚かれるし専門書でも驚かれたことがある.コンピュータ関連は驚かれない.医者は待ち時間が長いので読書にはうってつけだと思うのだが.
いやいや.何でそんな本を持ってるの.いつ買った?といくらかの質問.答えに困るが,どうして買ったかおぼえていないが,勉強しようと思ったのだろう.在庫好きの上司と戦わねばならぬ.いつ買ったかは出た当時だ.
適正在庫の考え方と求め方は時間だよ.安全在庫とか在庫管理方法とかは触れていたかなぁ.生産管理の本とは少し違ったように思うけれど,そういう一般論的な本よりは勉強になったと思う.工場長は本を読むのかなぁ.課長は本嫌いだって話していたから読まないだろうな.
課長は俺より少し若いくて偉くなったんだけど,難しいことは苦手だね.でも人望とかリーダーシップとかムードメーカ的な部分もあるし,職人的というか労務的というか,実力者だ.少し困った側面もあるけれど,まー悪い人物ではない.ただ在庫は好きだ.
在庫があると安心できるんだ.余裕がある気がするから.無いと追い詰められている気がするから.本当は無い方が少ない方が良いんだけど,工場にもいろいろな制約があるから,適正な在庫は必要だ.
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