RE: 第7回のテーマは「ゆとり教育について」
ゆとり教育.俺の子供が小学校に入る前から始まった.
俺はこのゆとり教育というのに反対なんだ.子供に”ゆとり”ではなく教師に”ゆとり”だと思うから.俺の親類や友人にも教師はいるけれど,子供には学校ではなく家庭や親が教育するという”ゆとり”を与えたと思う.このゆとりがいらないなら以前のように学校が土曜日も教育するべきだと思う.
世間的に子供たちの学力低下が問題になっているらしい.俺の子供は共働きの一人っ子なのでゆとりがあれば勉強しないよ.家にはゲーム機があるし,携帯用のゲーム機も持っているし,土曜日の午前中はアニメもあるし.ゆとりは勉強をしないことだろう.
もちろん土曜日が休みでないという学校に入れる気もある.多少金はいるかもしれないが子供のためなら仕方なし.格差社会を作っているのは自分の世代だから,どちらかと言うと格差の上にチャンスを上げたいからね.でも,学校は特に義務教育は平等であって欲しい.だからゆとりという,大人の現実に子供をあてはめないで欲しい.
土曜日は学校は塾であってもいいと思う.そうすると教師側に問題が出るかもしれない.時間外手当は税金かな.税金ならみんなが利用して損は無い.もちろん家庭の都合で利用しなくてもいいと思う.ゆとり教育の時間外教育はあっていいと思う.
ゆとり教育の前は詰め込み教育なんて言われてましたね。その弊害が叫ばれて、ゆとり教育が導入されるきっかけになったわけですが、その時点でベクトルが間違っていたように思います。
当時の、単に時間数を減らせば解決するという判断が結果的に今の学力低下を招いたのですが、あの時必要だったのは「詰め込み教育」の本質は何だったかをもう少し深く考えることだったと思います。
日本の教育はずっと「量こそ力なり」という哲学に軸足を置いていたと思うのですが、あの時、欧米流の「質が力なり」というパラダイム・シフトをおこなうチャンスだったのです。しかし、旧弊の思想から逃れられず、「量が悪いんだから量を減らそう」という誤った方向へ踏み出した結果、いまになって「ゆとり教育は間違ってたみたい。その間、勉強してた子たちはごめんね~」なんて、本来取り返しのつかないことを、いけしゃあしゃあと官僚が言ってくれちゃってます。
小中学校の教師の友人が何人もいますが、もう何年も前から、現場の教師自身が、問題意識を持っていました。このまま続けたらヤバイって。
コメントサンキ.
俺は,ゆとり教育の時にあんまり反対ではなかった.賛成でもなかったけれど.
賛成の理由に,この教育は落ちこぼれを作りませんという事だった.俺は養護学校出身なので,そういう教育はありだなと思った.反対の理由は学力低下だが,その時はあまり思わなかった.それより土曜日に勉強をするとか趣味をするとか子供がするのか分からなかった.今は少しはしてるよーで.ゆとりを満喫してます.この世代は谷間になるのかなー.
俺の叔父で教師の言葉は,親の責任が大きくなったの親が気づかないことだって.
投稿: Yasushi | 2006/07/03 12:56