給料はたくさん欲しいかな
先日.成果主義や目標管理の話を会議でした時に多くの人たちは自分の給料は少ないと思っていたことに少し驚いた.課長係長中心なので,みんな働き盛りだ.給料は基本的に増えるもの.増え方に意見があるんだろうか,現在いる50歳代のリストラをのがれた人たちは,昔に働き盛りでバブル期もあるので結構貰っているんだ.彼らと比べるとえらく低く感じるだろうか.
工場で以前と同じように働いている自分たちは,労務的に給料を貰っているだろう.次代に渡したいあるべき工場を作れるなら,その工場を作ったという意味の成果による給料は欲しいとは思う.しかし今ある注文の製品を作っているだけなら,労務的に変わらないので多くの給料は望めないと思う.製品を売った売り上げから全ての社員に分配するから.
以前に雑誌で製品の値段の作り方が乗っていて,感心したことがあるけれど,後に値段は市場が決めるものという方が正しいと感じたから.市場が決めた値段で自分たちが欲しい利益を自分たちで作るという方が正しいと思うから.だから会社から給料を貰っているけれど,顧客から給料は出ているんだ.そういう仕組みを作らずに,会社に給料を期待するのは間違えていると思うんだ.
そういう意味で,成果給はともかく目標管理は次代に残す工場作りが必要だと思う.それがJITだったりTOCだったりする.
ただ,顧客から離れていく仕事もあるんだ.彼らは会社から給料を貰っていたりするんだ.意識がそうなんだろう.どこかの誰かと比べるから.例えば公務員だろうか.製造業はその市場や製品で価値が決まるから,価値で給料も決まると思うんだ.
社長や経営層は数字で人を判断するけれど,製造業はモノを作っていくらかという考えでないとね.
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