ＴＯＣ

ゴールドラットの本．社長が好きなので，俺も３冊は読んだはず．社長が貸してくれたので，自分は１冊も持っていない．

この間，会社方針で社長からメールが廻り，添付ファイルの書籍からのＰＤＦで書籍の名前が分かった．”最強の経営手法ＴＯＣ”．少し古い本で書店に置いていなくてネットで買いました．

感想は特に無く．面白いといえば面白いのかな．ストーリーがあるから読むのは早い．中身に新しさが無いので，以前の復習のようなものとなっている．

ただ，スループット会計で，少し分かった気がしました．俺は簿記の検定試験を受かっているし，株式投資をする上でいくらか貸借対照表も分かる．分析方法の本を買ったのでエクセルで数字を入力すれば，多少の健全性は分かる．以前にスループット会計の本も読んだし，アメーバ経営の本も読んだ．ＪＩＴは雑誌で勉強している．ＱＣやＴＱＣも以前の部署では必要な知識だったので，改善手法もいくらか知っている．

ただ，どうして簡単なスループット会計を社長が薦めるのかがわからなかった．売り上げから経費を引くと利益．こういう大胆な，どんぶりな計算でいいのか分からなかったんだ．ネットでもこういう解説を見つけたが，重要性が分からなかった．

今，分かった．売り上げは営業が頑張る指標．経費は工場が進める仕事．内にはいろいろな勘定が含まれますが，とにかく工場側が下げる努力の幾通りを占めている．

だから工場側から見ると，どの分野で経費を下げるかは工場側から重要かは決める事が出来る．この時に制約条件を決めれば，そこにリソースを集中すればいいし，解決すればちがう制約条件を見つけることになる．

俺は他にも本を読むので，こういう簡単なことが重要だと思っていなかった．創って作って売るのが基本．売れるものを経済ロットで適正に作る．資材購入や資材在庫はリードタイム．つまり時間で決まる．また時間を早くすることで回転を早くする．そういう固定概念があったな．

少し勉強になった．やっぱり本は自分で買わないとあかんというようなことかな．