千円札は拾うな
このふざけたタイトルの本は会社で見かけた.誰が読んでいたんだっけ?どこの机にあったのかな?たぶん部長だろうか.工場長かな.
社長は読書家だ.たぶん俺と比べられないくらい読書家だ.ただ,役に立つ本を読んでいるかと言えばそうでもない.俺が教えた本を慌てて読むくらいだから安いビジネス書を中心に読んでいるんだろ.安いはおかしいかな.ベストセラーになるようなビジネス書は読んでいるらしい.俺は専門書を読むので傾向が少し違うんだ.元ボスも読書家だった.日経ビジネスが好きだったよな.移動になる頃は読んでいないって話してくれてた.やっぱり工場経営はビジネス書だけじゃないからね.
タイトルの本だけれど,面白いよ.大局に立つ事が大事だね.目の前の利益に目が留まるより先のビジョン作りの方が大事だ.面白いのは人造りを大事にしている事にページ数をかけている.
成果の表し方は適切だ.努力ではない.当たり前なんだけれど,正直とか誠実とか.これらは大事であるのだけれど,人としての評価は出来ても金銭的には評価できない.だから先を見る人材.人財と書くのが最近の傾向かな.それを育てるのが大事な事だろう.それを出来るという経営者やトップクラスにいる人が分かるのが分からないな.先のビジョンに同意できるとか貢献できるとかは本当は分からないんだ.時代は動いているから人の多様化は否めないはず.
ランチェスター戦略の本にも同じような事が書いてあるので,目新しい内容ではない.読み進むに関しては簡単に読めると思うよ.
彼はビジョンが先にあると思っていないのかも知れない.ただ,現状の否定をした上で,新しいビジョンを作りましょうと書いているのかも知れないな.そのためには多くの選択肢を用意するための投資.特に人に対する投資が大事だと書いている.
人はね.期待料とか投資をされているんだよな.働いている人は成果給の時代を生きているから,成果や結果に給料をもらっていると思うんだ.実のところ,俺もそう思っているので,俺は給料をもらいすぎていると思うんだ.妻は評価されない事に俺が力を入れたりす事に不満に言うんだ.でもやめないので呆れていたりする.
俺は経営者を目指していないし,評価される事を怖がっているもん.
さて,普通のビジネスマンに読んでもらいたいのは3章や4章だろう.簡単に言うと自分を自分が固定しない事だ.いつの時代も時代にあって生きないといけない.大成するとか本質を見抜くとか著者の表現は正しくないと感じるけれど,自分が次になりたいいう自分は今までの自分と大きく違っても怖がらずなればいいらしい.
簡単に書かれているのでそんな簡単でないと思う.思うんだけれど,やっぱり変化をしないと生きていけないから,時代をつかむのはとても大事で,時代に合わないなら自分は置いて行かれる.
自分が生きたい自分があるなら,それを曲げない自分もあるんだ.本当に俺も俺は俺.そういう生き方もあるんだけれど,出来れば変えて生きたい.
変えたいと思う自分がいるから,変われない自分に対して評価できないんだ.会社だって上司だって変わらない事もあって,変わらない相手に評価をしてもらうのだから変わらない方が楽なんだ.
エスカレーターに乗るのが楽であるという生き方かな.上がりは早いほうが楽という生き方かも知れない.
人生はゲームだし.勤めているのはあるゲームに参加したこと.なら早くゴールにたどりついた方が勝ちだから.
でも,ゲームにはたくさん参加しようと思う.それで勝てないかも知れない.上がりは先でないかも知れない.
でも,違うゲームでは同僚や仲間より先にゴールできるかも知れないと思う.そういうゲームに参加すること.参加しているという自分を多く持つことが大事なんだと思う.
そういうことを俺は思うんだ.著者が書きたいことを俺は得ていないかも知れないけれど,それはそれでいい.
俺はそういうことを書いているんだ.
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ランチェスター、少し勉強したことがあります。
仕事人間だったころもあるので^^
今は、会社、仕事からかなり遠ざかっていますが。
HAWK2700さんの記事みてちょっと仕事がしたくなったかな^^
人生はゲーム。私もたくさんのゲーム参加したいですね。。
コメントサンキ.
今,目の前にあるのも現実なんだけれど,その先とか,もっと将来とかを考えるのかな.
ビジネス書っていろいろな解釈が出来て面白いね.
ランチェスター戦略を知っているということは営業だった?
投稿: ももち | 2007/10/29 09:46