掃除・挨拶・計画で会社は儲かる

タイトルにある本を読んだ．これはなかなか面白かった．

俺は社長じゃないし，経営者でもないだけれど，この手の本をよく読む．経営学とまでもいかないけれど，面白い本の分野なので仕方ない．

さて，掃除で会社は変わるものか．

うん．形だからね．会社は変わると思う．きれいなところで働けるならそれにこしたことはないし，何よりきれいな会社でいたいという気持ちがあるから大事だろう．特に自分の働くところなんかは主観で見てこんなものだろうと思うところもある．客観的に見ないときれいではなくなるから．俺の居場所はたぶん汚いだろう．きれい好きになりたいものだ．で，会社に来られる人のために会社はきれいにしておきたいものだ．自分の会社のきれい度はこの程度だと思うと，よそから来る人には比べられるから，お客さんという範囲は広いんだけれど，よく見てもらおうよ．

挨拶で会社は変わるか．

内の上司もこれは時々話す．元気よく話す．元気よく挨拶をする．元気は元気を呼ぶのでとても大事だと思う．お客さんが来られた時も会釈程度も出来ない人もいる．まー工場とはそういうものかも知れない．ただ，こんにちわと挨拶をする．それだけなんだけれど，それが大事．若い人は帰る前に挨拶をしていく．俺らのようなベテランは，仕事の邪魔をしてはいけないと思うので，声も小さめだし，フロアの玄関で挨拶をする程度だ．ちゃんとしないといけないな．

計画で会社は変わるかだけれど，これはこの本の後半を占める．これを読むとあれだね．今までの貸借対照表とか損益計算書の新たな判断をもらえた気がした．考え方とか取り組み方とかに，実行するという努力が必要だね．

努力という表現がおかしいかな．実行力みたいなものだ．目標とか．理念．ビジョン．

毎年行きあたりばったりか何かで，トレンドな事を考える．今の流行は何かとか．よその社長は良いことを言うとか．そんな雑誌で取り上げられるようなことがある．テレビ番組とかかな．

現実は，会社には社風があり，また社長も言っていることがずっと同じではなかったりする．まーそれは悪い側面ばかりではないんだけれど，社員に理解をさせているか．理念を共有できているかだとずいぶん難しい．

社長が社員に話すなんてのはあまり機会が無い．全社員に話すなんてのは新年会とか．今は電子メールなんてあるから，思いついた時にでも社員に働きかけないといけないし，やっぱり末端まで浸透をさせないといけない．途中でまた社長が分からないことを言っているという事も実際にはあるだろうけれど，やっぱりどこかで軌道修正をかけて，平らな言葉に修正をして広げないといけないね．

現実は，使われている人が経営者より多いのだから，反感や反論を持っている場合は多くあり，会社の愚痴なんかは結構飛び出すんだけれど，やっぱり愚痴で共有できているのなら，それの反対だから共有できていないよりは良いのかなとは俺も思う時はある．

実際はベクトルで進むんだ．6:4とか2:4:2とか8：２とかそういう比率で考え方が異なる．異ならなくても部分で重みが違ったりはするだろう．でもあきらめないことだね．

誰もが会社を良くしたいと思うから．給料だって増やしたいだろうし．存続もさせていきたいだろう．こういう本って役に立つよ．この本は全般的に面白かったんだ．