甲子園の遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯

この本はな．前に読んだ．できる人はできる人を育てられないに書いていたんだ．

どうかなぁ．俺は南海ファンだから，名前は知っているし，パリーグファンだから，出てくる名前はほとんど知っている．

だから面白いんだろうな．これは南海，オリックス，ロッテというところの名前が多いと思うな．

本の前半．高畠の名前だな．活躍しているかってところ，ここは面白いかどうかは微妙なところだ．俺は面白いけれど．

南海に入って苦しいシーズンから，コ－チになったところは普通だと思う．だってさ，選手がコーチになる例って，普通は知らないよね．南海の打撃コーチはなんで高畠にしたんだろう．して正解だったって話はあるし，藤原選手の話もあるけれど，ここはどうだろう．

ただ，この南海の時代はそうの通りな時代だな．近畿の大阪の周辺にはパリーグのチームが集まっていてね．俺もホームの大阪球場には行くし，日生球場も西宮球場も行ったから，こういうのことが自然に行われて真似をするだろうって事は分かるよね．信じられるよ．

だから，この情報戦の中で本当に相手投手のクセを盗むとか配球を読むのは，本当に大事だったろう．それを教えるというのは一流の打撃コーチかも知れない．

データ野球もそうだろうな．野武士軍団とか言われた時代は終わった．緻密な野球を捕手である監督の野村選手が行うのは意味があるよ．この時代を俺は中学校とかで知っているな．ブレイザーの野球は日本に受け入れられなかったみたいな気がするけれど，俺の知っている南海はヘッドコーチのブレイザーと二人で行っているって言っていたから．

とかとか，この後はいろいろなチームを渡り歩いて，特にロッテだな．ロッテはよく打つ割に優勝をしなかったもんな．じゃあ誰のせいだ．ロッテはお金を出さないけれど，活躍をすると移籍に出したから．移籍先で高給をもらえば良いんだった．

そういう話の中で，高畠は高校の教師になるって言う．ここは曖昧なんだよね．読者に同意をさせる部分が欠如しているよ．ここは本人は悩んだろうし，家庭でも悩んだろう．でも，そういうエピソードは無いんだ．

さて，でも，この教師になる前に，講演会の話が出てくるんだ．

コーチはほめるんだって．欠点は直さないんだって．長所を伸ばしていく．その上で欠点のフォロ－をするんだな．長所が欠点をカバーするんだんな．

ここは特に勉強になるね．

若い奴のできないところをあげているなんて俺には，できないから，だから伝説のコーチなんだろう．テレビでも，選手の悪いところを言う解説者は多いよな．野村監督もそうかも知れないな．仰木監督は違うのかも知れないな．

才能とは逃げ出さないこと

平凡の繰り返しが非凡になる．

１５ページだな．覚悟に勝る決断なし．

プロ野球選手になる何箇条ってあるんだけれど，これも普通ｊなことだったよ．特にかんじることは無い．

でもね．この本は最後のほうに，高校の先生になったエピソードがあるんだ．剣道部の女の子の話だな．

気力だ．漢字が出ないな．氣力か．あったな．

俺，そういうのがあるなら鬱病にはならないぜ．そういうのが無いんだな．でも，鬱病の中ではある方なのかな．

まー．あきらめないで，平凡を続けて，そして，覚悟に勝る決断があれば，じゃあ良いんだな．

じゃあ俺の場合か．若者を育てるに，彼には続けさせることが大事だ．あきらめささないことが大事だ．

覚悟に勝る決断はない．これは俺の方だな．若者を俺の後継者にするという覚悟．俺が課長になるって覚悟．そういうことだな．