元部下の力だ

今日は笑ったかな．

怒ったかも．

いや．呆れたんだ．

若者，先週から，任せていた仕事があって，今日から始めていたんだ．

一個したそうだ．

で，俺に．

この製品は今日はしないで良いですか？

どうして？

他の製品は急いでいます．

そうだな．

これは先送りでもかまわないと思います．

えっ．いつからするの？

来週の頭からです．間に合うと思います．

へっ．そうしたら俺がするわ．

そんなに急いでいますか？

あー．おまえの好きにしたらいい．

と，彼の予定だった一日半分．俺の予定になりました．

今は忙しいので，段取りは前倒しだから，彼が言うような先送りはできない．

先には先に予定は詰まっている．

まー．朝はこんな感じ．

で，夜．

フロアには俺しかいない．

仲間の鬼悪魔が登場．

工程係．俺の同期．

今週と来週は忙しいな．

今週は半分は終わったな．と，俺．

あれこれと，多くの製品．

彼が言う多くの製品．

来週まで彼が心配をしている製品たち．

そんなん言うても，工場には俺しかいない．

彼は心配をしている．大丈夫かなと話したいだけなんだけれど．

俺は話したくない．

彼は笑ってフロアから出た．

大変な感じ．本当に大変．

でも，週の半分は終わった．取り返しがつかないかも知れないが，若者も帰っている．

元部下は明日まで研修．

明日は来ないかな．明後日から来るかな．

彼が来ると，工場は明るくなる．

明るくなると雰囲気は良くなるだろう．

元部下の力だ．

俺の身体は大丈夫かな．

土曜日は出社だろう．

何となく頓服は飲んでいない．

明日は飲もうと思う．

眠れないんだよね．

夜中に何度も目を覚ます．

朝，辛いんだ．

何とか元気な朝を迎えることができたら良いんだと思う．

残り少ないんだぜ．

週の半分乗り切った．

土曜日を入れてもちょうど半分．

何とかしないとな．